2013.03.04pickup02

豊里幼児園児ら28人

一足早く学校を体験

1年生が「小さな先生」に

豊里幼児園児が授業体験

鉛筆の練習をしたプリントを1年生に採点してもらう園児ら(栗町で)

 卒園を控えた栗町の豊里幼児園(久木和子園長、125人)の年長組(きく組)園児ら28人が1日、同じ町内の豊里小学校(山口幸子校長、199人)を訪れ、学校生活を一足早く体験する「体験授業」を受けた。

 この取り組みは、進学を控えた園児らがスムーズに学校生活を始められるようにと、「幼小連携」で一昨年から続けられている。学校側は、実際の1年生の教室に人数分の机を並べ、一人ひとりの机に手作りの名札を置いて園児らを出迎えた。

 この日、わくわくした様子で席に座った園児らは、教員から「(45分間という)長い時間勉強できる人」と聞かれると、自信たっぷりの大きな声で「はい」。

 あいさつや返事の仕方、数字の数え方など、教員から聞かれたことに声をそろえて元気いっぱいに答えて、1年生気分を味わった。

 また鉛筆の使い方も教わり、実際1年生も使うプリントを使って点線をなぞる問題に挑戦。すると「サプライズゲスト」として同校の1年生22人が「小さな先生」として登場。1年生に大きな丸や花丸を付けてもらうと、園児らは恥ずかしそうにしながらも、にっこりと笑って喜んでいた。

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