2012.10.17pickup02

37年ぶり屋根葺(ふ)き替え

大本みろく殿 今月末に完了予定

大本みろく殿

新しい銅板に葺き替えられた屋根。手前部分は今月末の完了を目指して工事が進む(本宮町で)

老朽化に伴って37年ぶりに屋根の葺き替え工事が行われている本宮町の大本みろく殿に、美しい銅板屋根が姿を現した。工事は10月末の完了を目指し、急ピッチで進められている。

工事は、宗教法人大本(出口紅教主)が開教120周年記念事業の一環として行っている。葺き替え工事は大詰めを迎えているが、銅板屋根を支える木部の修復なども併せて行っている。来年度以降はトイレの改修も計画されている。

みろく殿は昭和28年4月に完成。神殿と本殿を合わせた面積は約1702平方㍍で、このうち本殿は789畳という壮大な広さを誇る。

平成4年に長生殿が完成するまでメーンの神殿であり、多くの祭典が行われてきた。過去には有名歌手のコンサートや結婚式の会場などにも使われ、多くの市民に親しまれてきた。現在は、「祖霊殿」として信徒の祖霊や万霊が丁重に祭祀(さいし)されている。

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