2011.11.02pickup01

〝文化の秋〟 たけなわ

有道画伯「回顧展」始まる

6日までグンゼ集蔵で

有道画伯「回顧展」

故有道画伯の洋画と日本画合わせて62点が飾られている回顧展(青野町で)

綾部が誇る画家で、渡仏した昭和10年には20世紀の前衛的彫刻家・ジャコメッティーに画才を見出された有道佐一画伯の「回顧展」(同展実行委員会主催)が1日から、青野町のグンゼ博物苑・集蔵で始まった。

綾部での有道画伯の作品展は15年ぶり。初日の開会式には有道画伯の親族のほか、山崎善也市長や木下芳信・市議会議長、四方源太郎府議ら来賓も出席。

あいさつした野崎義典・実行委員長は、32年前に有道画伯の作品「山家村」を見た印象について「木々の1枚1枚に夏の光が照り輝く絵に人生を感じ、涙ぐむ思いだった」と語った。有道画伯の長男の有道大作さん=東山町=が謝辞を述べたあと、テープカットが行われた。

会場には「由良川の瀬」など山家地区の風景を描いた洋画や、自宅の庭に咲く菊やツツジを描いた作品、日本画の中には掛け軸、屏風(びょうぶ)に仕立てられた作品もある。

回顧展は6日まで。開催時間は午前10時半から午後4時まで(入館は午後3時半)。入場料は一般500円、高校生以下無料。

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