2011.09.07pickup01

綾部で初めてQC検定

綾部商工会議所の取り組みで

QC検定

日東精工の本社食堂を会場に行われたQC検定試験(井倉町で)

財団法人・日本規格協会主催の品質管理(QC)検定試験が4日、全国一斉に行われた。今回初めて綾部市内に試験会場が設けられ、府北部にある事業所の従業員と高校生合わせて170人が1~4級の試験に挑んだ。

製造業において社員らの品質管理能力や品質改善能力の知識の向上にもつながるQC検定試験は年2回、実施されている。QC検定センターが指定する試験会場は都市部が中心になっているため、府北部に住む人が受験する場合、大阪や京都などへ行かざるを得なかった。

100人以上の受験者があれば、地方での団体受験も可能になることから、綾部商工会議所は府北部でも試験が実施できるように会員企業などを通じて受験希望者を募り、取りまとめた。

その結果、綾部市や京丹後市、福知山市などにある16事業所と2高校から計191人の受験申し込みが寄せられ、人数的な要件をクリア。試験会場としては日東精工の協力を得て、井倉町にある同社の本社食堂を使用できることになった。

この日は、台風12号の影響で公共交通機関のダイヤに乱れがあったため、午前中の2級と4級の試験の開始時刻は30分遅れとなった。

同商工会議所は今回の試験の状況などを踏まえ、今後も綾部市内でQC検定試験が実施できるようにしたいという。

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