2011.04.11pickup

四方氏 雪辱を果たす

「新たな戦い」山崎市長と連携で

投票率61・54% 有効投票数の過半数獲得

四方氏 雪辱を果たす

喜びが爆発した四方陣営では、山崎市長らと万歳が繰り返された(相生町で)

 府議会議員一般選挙の投・開票が10日に行われ、40年ぶりに4人が立候補した綾部市選挙区(定数1)では、府議選2度目の挑戦となった自民党公認の新顔、四方源太郎氏(37)が初当選。4年前の敗戦の雪辱を果たした。投票率は61・54%で、3人が立候補した4年前の前回と比べて2・49ポイント下がった。それでも四方氏は有効投票数の半数を超える9494票を獲得し、前回の得票数より2104票を上乗せした。現職の佐々木幹夫氏(61)=無所属、民主党推薦=は再選を果たせず、斉藤信吾氏(60)=共産党公認=と森本征男氏(72)=社民党公認、国民新党推薦=の新顔2人は力が及ばなかった。

 当日の有権者数は3万214人で、投票者数は1万8594人。うち期日前投票をした人は2924人で、全投票者数の15・7%を占めた。有効投票数は1万8370票、無効投票数は224票だった。

 佐々木氏は前回、9184票の得票数で初当選したが、今回は6676票で前回より2508票減った。斉藤氏の得票数は1594票、森本氏の得票数は606票。市選挙区の供託金没収点は1837票だった。

 午後10時の開票速報(開票率97・34%)で「四方源太郎9400票」の発表があると、相生町の四方陣営の選挙事務所は「ウオォー」という大歓声に包まれ、支持者らが抱き合って喜ぶ姿が見られた。

 しばらくして、「源ちゃん、源ちゃん」というコールの中、支持者たちに握手攻めに合いながら四方氏が到着。出迎えた山崎善也市長らと、がっちり握手をし、鹿子木旦夫・選対幹事長の発声で万歳が繰り返された。

 花束贈呈などのあと、四方氏は「この4年間、たくさんのお支えを頂いて本当にありがとうございました。厳しい選挙戦でしたが、山崎市長としっかり連携をして、これからの4年間、御恩返しができるように、新しい戦いを始めさせて頂きます。これからも引き続き、厳しいご指導をお願いします」とお礼の言葉を述べた。

 続いて山崎市長が「私の市長選からのシリーズの締めくくりの選挙だったが、綾部が一つになる第一歩が踏み出せた。しっかりスクラムを組んで『住んでよかった綾部』のため、一生懸命頑張ります」と祝辞を述べた。

 谷垣禎一・自民党総裁や山田啓二府知事などからの祝電が披露され、四方源太郎後援会顧問団の森永功代表の発声でお茶で乾杯。閉会後も四方氏は、集まった多くの支持者らと笑顔で握手を繰り返していた。

四方源太郎氏(37)=自民新・当選1
 職業=国会議員秘書▽現役職=NPOあやべ福祉フロンティア副理事長、ユニセフ京都綾部事務局長、るんびに苑理事、市消防団員▽過去役職=綾部幼稚園PTA会長、大学講師▽最終出身校=三重大学卒▽住所=並松町

府議選の開票結果
当 9,494 四方源太郎 自新
   6,676 佐々木幹夫 無現
     1,594 斉藤 信吾 共新
      606 森本 征男 社新
有効投票数 18,370
無効投票数    224
(市選管最終発表、敬称略)

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