2010.3.15pickup02

元気に由良川へ戻って来てね

「サケサポーター」が稚魚放流

サケ放流

サケの稚魚を放流するサポーター

 鮭(さけ)の稚魚放流実行委員会(佐々木幹夫委員長)は13日、青野町の由良川花庭園近くでサケの稚魚を放流した。

 府が長年続けていたサケの放流事業は一昨年に打ち切りとなった。このため、福知山や綾部の市民有志が別の形で事業を継続しようと、昨年から一般の人にサケの受精卵を配布して育ててもらい、孵化(ふか)した稚魚を育てた人自身が放流するという活動に転換した。

 今年は1月上旬に「サケサポーター」と名付けた147人の希望者に対し、約3万粒の受精卵を配布。孵化した稚魚の一部は既に先日、福知山市内で放流された。

 13日の放流には、綾部市内で稚魚を育てた人や福知山で放流できなかった人約60人が参加。参加者らは、自宅で5㌢前後にまで育った稚魚を大切に由良川に放流した。

 福知山から家族で放流に来ていた瀬尾日和ちゃん(5)は「サケとサヨナラするのは悲しい。ほかの魚にも人間にも食べられずに戻ってきてほしい」と話していた。

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